幅5メートルほどの細い道に沿って、様々な店がひしめく竹下通り。
ここで大地震に遭った場合、はたして逃げ道はあるのか?

原宿の竹下通りは、JR原宿駅の代々木寄り出口から明治通りに向かって伸びる全長約380メートルの細長い商店街である。
幅は平均5メートル程度。路地のようなこの通りに、およそ300もの店舗がひしめき合っています。
一度でも足を踏み入れたことがある人なら、この通りの喧騒ぶりはすぐに思い浮かぶことでしょう。
そんな何が起こるかわからないサバイバル状況の中を歩いて帰るだけの体力と気力があるなら別ですが、
平日でも昼過ぎからは学校帰りの中学生や高校生たちが集まり、
クレープやアイスクリームなどを立ち食いしながらゲームセンターや古着屋を覗いてぶらぶら歩く姿が見受けられる。
週末ともなれば、毎週がまるで「初詣で状態」で、360メートルの通りすべてが人で埋め尽くされてしまう。
物販店が多いので、夜は比較的早く人通りは途絶えるが、昼過ぎから夕方のピーク時には、
自分のペースで歩くことさえ困難になる。実際にこの街を歩いていて地震が起きたら、
ほどんどの人は原宿駅側か明治通り側、どちらかの大通りに出ることを考えるでしょう。
通りの左右には表参道などへ抜けるさらに細い路地もあるが、
これらの道はよほどのこの付近に精通している人以外には迷路のようで中々判りづらい。
そういう意味でも、通りの出口に向かって避難することは基本的には間違いではないが…
しかし、たまたま出口付近にいた場合はいいものの、ちょうど通りの真ん中辺りにいた場合はどうだろうか。
まずどちらに向かえばいいのかの判断が難しいし、狭い通りの中で我れ先にと出口に向かう群衆に飲み込まれてしまえば、
かえって危険な目に遭うことも考えられる。
では、どうすればいいのか。
ここでひとつ覚えておきたいのが、
竹下通りのすぐ裏手(北側)には東郷神社があるということ。
さらにその先には原宿外苑中学もある。どちらもそれほど広い場所ではないので広域避難場所などには指定されていないが、
ひしめき合う群集を避けて一時的に落ち着くにはちょうどいい場所と言える。
この東郷神社へは竹下通りの真ん中あたり(正確にはやや原宿駅側に近い)から容易に抜けられるという
ことも覚えておきたい。
原宿駅の竹下口から竹下通りに入ると、100メートルほど行ったあたりの左手、
2軒のクレープ屋さんに挟まれた路地を入ると、すぐに公衆トイレがあるので、わかりやすい。
ここから、東郷神社の境内に入っていける路地がある。
狭い場所でパニックが起きたら取り返しのつかない大惨事に発展する可能性もある。
しかし、こうしたちょっとした抜け道を知っているだけで、心の落ち着きを取り戻せるだろう。
竹下通りを訪れた際には一度、この抜け道の場所だけでも確認しておくことをお勧めする。