2003年、民間による市街地再開発事業としては国内最大級プロジェクトとなる
「六本木ヒルズ」が完成!新たに創出されたこの“街”は、どの程度の地震に耐えられるのか?

多くの企業がオフィスを構えるシンボリックな存在の六本木ヒルズ森タワーを中心に、ホテル・グランドハイアット東京、テレビ朝日本社ビル、9つの映画館が入ったけやき坂コンプレックス、43階建ての超高層マンションを含む4つのレジデンス棟などで構成された「六本木ヒルズ」。各所に最先端技術が投入されているという地震対策とは、どのようなものなのか。
★最先端の免震装置は
森タワーは、ビル内の365カ所に、地震エネルギーを吸収して揺れを減衰させる
セミアクティブダンパーを設置しているのに加えて、192カ所に
アンボンドブレースとう制振装置を配置。
地震による揺れの収束時間を1/3程度に抑えることで、超高層ビルが苦手とする長周期の揺れにも対応している。
六本木ヒルズの建築物はすべて、現行の新耐震設計法で定められた耐震性能をはるかに上回っている。
地震波の加速度は「ガル」という単位で表わされ、震度7では400ガル程度といわれているが、シミュレーションの結果、500ガルをクリア!750ガルくらいまでは耐えられることがわかっているのである。理論上は相当の震度までは耐えられる構造となっているので、ここでの地震は、まず心配ないだろう。